ブラウザにて設定されるUser-Agentの文字列について、何となくしか知らなかったので調べてみました。
User-Agentとは
User-Agentとは、特定のウェブブラウザとそのバージョン、オペレーティングシステムに関する情報を設定しているものです。
自分の使っているブラウザだと以下のような値になっています。
Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko) Chrome/114.0.0.0 Safari/537.36
各項目の説明
各項目の説明は以下のサイトで詳細に説明されています。
Mozilla/5.0
歴史的な理由から、ほとんどのブラウザのユーザーエージェントは "Mozilla" で始まるようです。これは初期のウェブ開発の頃にウェブブラウザ間で競争が激しかったため、ブラウザが他のブラウザと互換性があることを示すために用いられます。5.0 はバージョン番号ですが、現代のブラウザではこれは実質的には固定値で、特定の意味を持たないことが多いです。
Windows NT 10.0
オペレーティングシステムについての情報を提供。この場合、Windows 10を使用しています。
Win64; x64
プラットフォームのアーキテクチャについての情報です。この場合、64ビットのWindowsを使用しています。
AppleWebKit/537.36 (KHTML, like Gecko)
レンダリングエンジンについての情報を提供します。AppleWebKitはWebページのレンダリング(描画)に使われるエンジンで、537.36はそのバージョン番号を示します。KHTMLはKHTMLエンジンに対応していることを示し、"like Gecko"はGeckoエンジン(Mozilla Firefoxが使用)に対応していることを示します。
Chrome/114.0.0.0
使用しているブラウザとそのバージョンについての情報を提供します。この場合、Chromeのバージョン114.0.0.0を使用しています。
Safari/537.36
ブラウザがSafariに対応していることを示します。537.36はWebKitエンジンのバージョンを示します。しかし、これはChromeと同じくWebKitを使用するブラウザからの歴史的な名残りで、実際にはSafariではないことが多いです。
Geckoエンジンとは
Geckoエンジンというものについても調べてみました。
https://developer.mozilla.org/en-US/docs/Mozilla/Gecko
Mozilla Foundationが開発し、Firefoxブラウザで使用されているオープンソースのレンダリングエンジンの名前です。レンダリングエンジンとは、ウェブブラウザがウェブページを表示するために使用する部分で、HTML、CSS、JavaScriptなどのコードを読み込み、それをユーザーが閲覧できる形(通常はグラフィカルなウェブページ)に描画します。
イメージとしてはChroniumで実装されているブラウザはここがChroniumとなると思っていたのですが、どうも違うようです。
よくわからない。
まとめ
本当はChroniumが使われているかどうかを知りたかったのですが、User-Agentだけでは判断できないようですね。
難しい。